愛知県一宮市のヨガスタジオ/整体
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アジャストをするうえで解剖学・生理学を学ぶ必要性はあるのか?

2019.06.5


今回はヨガのアジャストと解剖学を交えながらのお話です。
※アジャスト=調整・調節もしくは矯正


☆アジャストをする上でのカラダの構造の理解が必要なのか??☆


先ずカラダ構造・解剖学を理解する必要性は絶対ではないと思いますが、ケガのリスクの軽減や、カラダの動きを捉える力になります。


解剖学を学ぶ上で大事なのは方法を知るのではなくカラダの普遍的な基準を知ることだと思います。


極端な例ですが首は180度回転しませんよね!!180度回転しないことを知らない人がアジャストして180度方向へ力ずくで回そうとすれば結果はみえると思います。。。


もう少し細かく首で例をあげると捻りが入るポーズで目線を指先に向けることもよくあります。腰や背中の動きが硬かったり、制限があったりする方に目線を指先の方へ見るように誘導し過ぎると腰や背中の動きが伴わないので首の捻りだけで無理することになります。腰、背中、首の連動を知っていれば無理して目線を誘導することはなくなると思います。


解剖学を学ぶことはこうすると〇〇が出来るとか、ああやると〇〇が良くなると言ったことではなく、カラダの普遍的な構造を知ることが一番大事だと思います。そして問題があれば、何故それが起こっているのかを見立てる力をつけることが解剖学や生理学を学ぶ必要性なのではないでしょうか!?


〇〇するとこうなるは確かにその場に変化が出て楽しいですし、モチベーションにも繋がりますが理解やカラダを深く観察することに欠如し気づきが浅くその場で終わってしまいます。構造的に見立てをしっかりし、何が反応し変化したのかを深く観察し気づくことがの方が大切だと思います。


☆何故アジャストをするのか?☆


アジャストをする際に先生の心境はいろいろあると思いますが、綺麗にポーズをとれるようにしてあげたい。カラダの不調を改善してあげたい。目標に寄り添ってあげたいなどあるのかなと思います。(わかりやすい目標だと、カラダを柔らかくしたい、開脚が出来るようになりたいなど)


そしてアジャストする時に〇〇してあげたいと一生懸命に生徒さん寄りってアジャストするともう少し、もう少しと熱が入り過ぎると力みが増して必要以上の力でアジャストをして見誤ることでケガに繋がることも。。。アジャストをすることが自己の快感や優越感をなることだけは避けたいですね。もちろん寄り添うことでモチベーションが保てたり、心が繋がったり喜びが生まれると思います。


アジャストする目的や考えはそれぞれ思いがあると思いますが、一度何故私はアジャストをしてるのか考えてみてその答えを探してみるといいですね。


☆どのようにアジャストカラダに触れるといいのか?☆


※以下のアジャスト、触れ方は個人的な見解もありますので一つの見方として受け取って頂ければ幸いです。


アジャストをする前提で先ずは生徒さんの体の状態をしっかりと見立て把握し信頼してあげることがとても大切だと思います。カラダの状態を見立てずにいきなり押したり、引っ張ったりしないこと。先ずは生徒さんを観察すること。軽く触れてカラダの内側で起こってる動きを受け取ることが必要です。そしてカラダの筋肉や関節の動きや制限、呼吸の流れなどの動き感じ取って受け取ってあげることからだと思います。カラダの反応や動きを感じ取らずにゴールに向かってただ、ただ力を加えると痛める原因の一つになります。


そして、受け取った情報をお伝えし、生徒さん自身が自身のカラダの内側に意識が向くように、気づけるようにイメージを伝えてあげるだけでいいと思います。


カラダの変化は1日で急激に変わるものでもないですし、本当に〇〇してあげたいと気持ちがあれば生徒さんがひとつひとつ変化に気づけるようにそっとサポートしてあげるだけでいいんじゃないでしょうか?


そのためには、何ががどう反応してるのか読み解いてカラダの見立が大切になってくると思います。